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人生初の乙女ゲー体験です。
個人的には乙女ゲーというのは興味が沸かないジャンルなんですが、ふし遊のゲームと聞いたら黙ってられませんとも!
しかし、前評判が「原作好きにはちょっと…」というネガティブなものだったので、プレイが延ばし延ばしに…。
で、結果的に。
主人公が美朱じゃないのも、声優総入れ替えなのも、シナリオ分岐で死ぬキャラが死ななかったりするのも、まあ許容範囲でした。
でもねー…ちょっとCG少なくないかな?
フルボイスじゃなくてもいいから、もっと立ち絵のパターン増やすとか、背景の使い回しを減らすとか、そういう所にゲームの容量を使って欲しかったと思いました。戦闘シーンの迫力の無さといったら…!ムービーにしろなんて贅沢言わないからせめて一枚絵が欲しい!
特に井宿!素顔の立ち絵が一枚しかないってどういうことですかー!?もうちょっとパターン増やしてくれよ…!
あ、私の好きキャラは井宿です。よって以下は井宿ルートについて徒然と。
当然ながらネタバレありなのでご注意ください。
っていうか、井宿と恋愛なんてありえないだろう。
……というのが、正直な気持ちでした(笑)
乙女ゲー全否定というか、「もし七星士と恋愛できたら」というIFの世界なんだから、それを言ったら話が進まないわけですが、プレイしてる間ずっと違和感があったのも事実です。
原作の井宿は、多分一生独身のままだと思うんですよね。誰かと一緒になる姿が想像できない。誰かに恋愛感情を抱く姿が想像できない。それは、井宿に甲斐性がないとか彼がモテないとかじゃなく、彼自身がそれを欲さないというか…。
(余談ですが、井宿はホントにいい男だと思っていますよ!あんな包容力があって頼りになって優しくて、悲しい過去を背負いながらもそれを表に出すことはなく常に明るく振舞い、おまけに強力な術の使い手で素顔はイケメンで……なんて、乙女心をくすぐりまくりだと思います!)
というか、原作からして「逆ハー」というより「ヒロインとヒーローの恋物語」なわけで、乙女ゲーにするのにはちょっと無理があったんじゃないかと思うんです。七星士にモテモテの主人公を見ていて違和感しか感じられなかった自分には、とことん乙女ゲー向いてないんだなぁとつくづく感じました。
だもんでゲームの、主人公に対して積極的な井宿には笑いが止まりませんでした。特に現実世界で一緒になるENDは、終始笑いっ放し。クサい台詞を連発する井宿が面白すぎた。「姫君」ってなんだ…!!
あ、でも、もう一方の天地書の世界で一緒になるENDは結構好きです。家族も友達も恋人も、全てを無くした彼が言う「家族や友達は大切」という言葉にはずしんとした重みがあります。「あなたが私を見て笑ってくれている、それだけあればきっと後悔しない」という主人公の台詞には「お前になら井宿をやってもいい…!」と、ワケのわからない感動を覚えたりもしました。
最終結論:井宿が幸せになってくれるならなんでもいいです。
